“新しい”教科書の使い方

 教科書研究センターでは、小学校・中学校の先生方に向けて教科書のより効果的な使い方を示した、「“新しい”教科書の使い方」を刊行しました。
 ぜひとも、先生方の授業づくりならびに、大学や教員研修などでもご活用ください。

なお、(独)教職員支援機構の校内研修シリーズ動画にて、本冊子の著者の一人である西村圭一先生(東京学芸大学教育学部教授)に教科書の使い方(小学校)を解説いただいている動画がございますので、併せてご覧いただけますと幸いです。

よりよい授業づくりのための“新しい”教科書の使い方-小学校編-:校内研修シリーズ No127(教職員支援機構のホームページへリンク)

 これらの冊子は、当センターが平成30年度から実施している「授業における教科書の使い方に関する調査研究」の研究成果の一環として作成されたものです。(研究成果報告書はこちら)
 新学習指導要領(平成29年改訂)に基づく教科書が、全国の小学校で令和2年から使われていますが、教科書の構成や編集の仕方といった“つくり”は前回(平成20年)の学習指導要領の改訂以降、それまでとは大きく変わってきています。
 平成20年の改訂では「教科書観の転換」が叫ばれ、主体的に自学自習が出来る教科書に変化し、今回の学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学び」といった授業改善の観点が盛り込まれ、教科書紙面ではキャラクターがしゃべる様子が吹き出しのついたイラストで示されていたり、グループでの活動場面が記されるようになりました。
 本冊子では、このような教科書の変化などを踏まえ、教科書のより効果的な使い方を具体的に、わかりやすく示しています。