みらい教育セミナー「事例で学ぶNetモラル・学校情報セキュリティー」を開催

 4月26日(土)午後、公益財団法人教科書研究センターと国立大学法人大阪教育大学は「みらい教育セミナー」を開催しました。今回のセミナーは、『事例で学ぶNetモラル・学校情報セキュリティー~体験型ワークショップ~』として、広島県教科用図書販売の手塚雄三さん、好本仁朗さんを講師として迎え、大阪教育大学天王寺キャンパスみらい教育共創館で行われました。
 最初に、教科書研究センターの新津勝二事務局長からセンターの紹介とともに、「GIGAスクール構想5~6年目を迎える中、情報化の進展により情報モラルと情報セキュリティの重要性はますます高まってきている。」ことなど本セミナー開催の趣旨説明が行われました。
 次に、広島県教科用図書販売の手塚さんから事例で学ぶNetモラル教材の沿革や事例動画は情報化の進展に応じて毎年バージョンアップしていることなどの説明があり、その後、好本さんから教育現場や子どもたちの現状と課題の説明があり、二つの教材の解説が行われました。
 セミナー後半は、最初に「事例で学ぶNetモラル」教材に関するワークショップが行われ、参加者は小学生の担任としてクラスの子どもたちの現状を踏まえたうえで、アニメーション教材と読み物教材を5つ選んだ年間指導計画を作りました。著作権に特化した指導計画を作るなどそれぞれ工夫を重ねている姿が見られました。 最後に、「事例で学ぶ学校情報セキュリティ」教材のeラーニング教材を使い、学校で起こり得る事例をアニメーションで学んだあと、確認問題で理解度をチェックするワークショップが行われ、フリー素材の使い方や著作権の侵害など学校情報セキュリティの難しさとその重要さを理解する機会になりました。
【参加者の感想】
生徒への情報モラルの指導や、教職員における情報セキュリティに関する周知について課題を感じていたので、たくさんのヒントをいただきました助かりました。
〇アニメーション教材で学ぶことができるので、子供たちの理解を深めることができると思いました。
○子供たちの学習状況が一目で分かる機能もあり、学校で使ってみたいです。

教材の沿革を説明する手塚さん
教材を紹介する好本さん