「国家教育研究院(台湾)が教科書研究センターを訪問」~デジタル教科書の活用と教科書の在り方に関する意見交換~

 公益財団法人教科書研究センター(東京都江東区)は、3月13日(木)午後、台湾の国家教育研究院一行を迎え、デジタル教科書の活用や今後の教科書の在り方などについて意見交換を行いました。センターと研究院はともに附属図書館を所有していることから、教科書の質的向上を図るために1994年から教科書交換を行っています。その数は累計で2700冊を超えており、今回の訪問は教科書の現状と課題について情報共有することを目的とし実現したものです。
 訪問団は、林從一国家教育研究院長、王立心主任、吳明錡秘書で、センターからは、千石雅仁理事長、髙木まさき統括研究監、新津勝二事務局長・副館長、小滝恵子庶務主任が出席しました。意見交換会は、千石理事長からの歓迎挨拶からはじまり、林院長からも長年の教科書交換に関する感謝の言葉が述べられました。その後、一行は附属教科書図書館に移動して図書館職員から詳しい説明を受けました。教科書図書館には、各発行者から寄贈された教科書や教師用指導書、さらに諸外国の教科書など約14万冊が所蔵されており、林院長や王研究主任は戦前や現行の教科書を手に取って内容を見つめ、教科書の構造や編集・検定方法などたくさんの質問を行い、日本の教科書に対する関心の高さが示されました。
 その後、会議室において意見交換会がスタートし、事前に寄せられた質問に答える形で新津事務局長からプレゼンが行われました。特に、デジタル教科書の活用に関する現状と課題について質問が集中し、さらに、センターと国及び教科書発行者間の関係、「子ども主体の学びにおける教科書の使い方」や「海外教科書の国際比較」の調査方法などについてたくさんの質疑応答が行われました。
 最後に、林院長から「今日はたくさんのことを学ぶことができました。この貴重な意見交換会は今後も継続したいので、次回は是非台湾を訪問してください。」とお礼の言葉が述べられ、訪問団は笑顔とともに教科書研究センターを後にしました。

お土産交換する千石理事長と林院長
教科書を手にする林院長
国家教育研究院一行
笑顔の集合写真