3月15日(土)午後、公益財団法人教科書研究センターと国立大学法人大阪教育大学は「みらい教育セミナー」を開催しました。今回のセミナーは、『デジタル教科書体験型研修会』として、東京書籍株式会社の佐藤哲治さん、清遠和弘さん、赤松弘章さんを講師として迎え、大阪教育大学天王寺キャンパスみらい教育共創館で行われました。
第一部として、清遠さんから「デジタル教科書の導入の背景と基本機能」の紹介がありました。第二部では、「学習者用デジタル教科書の体験型ワークショップ」がスタートし、現職教員や教師を目指す学生などの参加者は、持参した端末に研修用のアカウントを入力してデジタル教科書を画面に出し、配付された6つのワークシートの課題に取り組みました。主な課題は、18本の花束を6本ずつ束ねる問題、長方形箱の展開図を作る問題、すきまなくしきつめることができる四角形にはどんなものがあるかなどを考える問題で、講師にアドバイスを求める場面が多く見られました。最後の第三部では、学習者用デジタル教科書を活用した授業の好事例や実証研究の結果が紹介され、子どもたちに自分のペースで使わせることやアウトプットの課題を意図的に設定することなどの活用ポイントが示されました。学習者用デジタル教科書を使って課題に取り組んだ参加者は、活用効果を実体験するとともに、これからの時代に求められる教科書の役割についてあらためて考える機会にもなったようです。
【参加者の感想】
〇デジタル教科書の機能が以前よりも進化していて驚きました。
○算数の授業でデジタルを活用した方が良い場面がとても多いことが分かりました。
○デジタル教科書を開発した教科書発行者の方から直接教えていただける機会はめったにないのでとても良い研修になりました。
○教科の特性によって活用する場面が異なると思うので、他の教科書も体験したい。
【教科書研究センター・新津事務局長の言葉】
デジタル活用にマイナスイメージを持つ先生方には、今回のようなワークショップを積極的に受講していただきたい。また、著作権やクラウド上のデータ管理の問題があって、大学生は自ら購入しない限り学習者用デジタル教科書を使うことができないので、教員養成系大学と連携してこのような体験型研修会を全国展開していきたい。